今回ご紹介するのは、 いちご を中心に、きゅうり、ブロッコリーなどを生産されている高畑さんです。
「今、 いちご の花が咲いているよ」と聞いて、楽しみに伺いました。
暖房や、風を通すための開閉器など、
色々な設備がついているハウスが11棟もあるそうです。
建築にも携わられていたというだけあって、とても立派なハウスです。
品種は、「さちのか」を中心に、「べにほっぺ」など。
「さちのか」を選ばれたのは、「酸味と甘みのバランスもいいからね」との事。
栽培は「宇和島方式」と言われている方式だそうです。
この方法で、8年ほど作られているそうなのですが、
この8年の間にも、高畑さんの いちご の先生が居る長崎や、宇和島に何度も通い、
勉強を続けられているそうです。
私は いちご が栽培されている場所にうかがのは初めてでした。
たくさん質問をさせていただいたのですが、
初心者の幼稚な問いにも、一つ一つ、丁寧に答えてくださいました。
いちご の実がなるまで。
もみがらを中心にして、松の葉などを使う腐葉土などで作られているベット状のものに、
株を植えて、栽培されています。
肥料については、詳しくお書きできないのですが、有機質の物などを中心に、
色々な物を試しながら、ご自分のスタイルを作っていかれています。
やはり、一番は土壌作り!
「土がよかったら、ほとんど消毒はいらない」という一言が印象的でした。
いちご は、同じ株から 数回収穫できるそうなのですが、やはり何度目かになると、
糖度があがらなくなるそうです。
これは、いわゆる「肥料切れ」らしいのですが、その時には少し液肥をあげるなどの
メンテナンスをして、味のレベルを落とさないようにしています。
ところで、この糖度ですが、
高畑さんは、毎日 糖度計ではかっているそうなのです。
通常は、13度をキープしているそうです!
最高に美味しい時期には、15度にまで!!! そりゃ、美味しいはずです。
実りをよくするための受粉には、蜜蜂を使われています。
今日、蜂は いったん巣箱に入れていただいていたのですが、
中には、ちょっと帰りそびれた蜂も。
普段は、ミツバチが3000匹も飛び回っているのだそうです。
大きな実を作ってくれる自然の力の不思議さ!
春には現地で いちご 販売もされるそうです。
こんなにきれいにされている場所なら、安心していただけますね。
アグロファームへの出荷は年内に始まりますので、
店頭で見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね
2011年11月17日